バラエティ番組っぽいテロップを作ろう!
バラエティ番組で私たちがたびたび目にするテロップですが、動画にテロップをつけた経験がある人は、こんな思いをしたことが必ず一度はあるのではないでしょうか。
「なんか思ってたのと違うやんけ…」「何だこれ、だっさ…」
そうなんです。実は何も考えずに編集ソフトで文字だけを打ち込んでも、思ったようなテロップって出来ないんです。まして、テレビのバラエティ番組のクオリティのテロップともなると、言わずもがなです。
さて今回は、どうすればそんなクオリティの高い(高く見える)テロップを再現できるのか、というお話を少しだけしたいと思います。
今回使用するテキスト
今回サンプルでテキストをご用意いたしました。下に書いてある通りです。
「ふざけんじゃねえよ」
※別に投稿者の気持ちが反映されているわけではないのでご安心ください。
さて、早速これをバラエティっぽいテロップに仕立てあげましょう!
ちなみに今回使用しているツールはphotoshopですが、他の動画・画像編集ツールでもほぼ同様のことが出来ると思います。
①テロップの色を変えてみよう。
さて、まずはテロップの色ですが、テロップの内容に合った色にしてみましょう。
今回は「ふざけんじゃねえよ」と言っているので、多分怒っている、キレている場面ですね。皆さんは何色が適していると思いますか?…
そう、赤です!赤色に変えてみましょう。
赤にしました。ですが、これだとまだ味気ないです。もっと手を加えてゆきましょう。
②境界線・枠線をつけよう。
テロップにおける外枠は非常に大切です。テレビ番組なんかを注意してみると分かりますが、枠がないプレーンのテキストってほとんど全く出てこないです。枠をつけてあげましょう。
photoshopの場合は、
「レイヤー」>「レイヤースタイル」>「レイヤー効果」を選択。
その後に「境界線」にチェックをいれます。
ちなみに、バラエティだと文字本体の色+白い外枠 のようにするとオーソドックスな気がします。
ちょっとそれっぽくなりましたね。
YouTuberの方なんかはよくこの組み合わせでテロップを作っています。
…ですが、ここではさらに加工を加え、バラエティっぽくします。
③グラデーションをかけよう
実はグラデーションが一つ加わるだけでテロップのクオリティは格段にあがります。
photoshopの場合は、
「レイヤー」>「レイヤースタイル」>「レイヤー効果」を選択。
「グラデーション」をチェックしてこのような具合にしましょう。
(つまり、赤からどんどん黒になってゆくようにすればいいです)
おまけで、「光沢 (外側)」もチェックして、黒い枠線も追加しました。すると……
一気にそれっぽくなりましたね!これでひとまず完成です。
テレビではこれに加えてさらなる加工や、アニメーションがつけられているのでどれだけ手間がかかっているのかが分かります。
④フォントを変えてみよう
先ほどので一時完成ですが、せっかくなので他のバリエーションも作ってみましょう。
例えば、フォントを変えるとそのテロップが視聴者に与える印象は大きく変わります。
※ちなみにこれは「キルゴシック」という、キルミーベイベーをイメージしたフリー フォントです。いいフォントなのでみんな使ってほしい。
このフォントだとコメディ色が先ほどより強くなりますね。他にも
これだとブチ切れてるというより、憎悪の感情がゾワゾワ浮き出ている印象を受けますね。こんなように、フォントを変えるだけでもテロップのバリエーションは無限に増えてゆきます。(フォントに限らず、枠線を変えたり色を変えたりするのも勿論良い)
いかがだったでしょうか。このように、意外とテロップづくりは奥深いクッソ面倒くさいものなのです!
ですが、それと同時にテロップは動画のクオリティを大幅に高めてくれるものでもあります。良かったら皆さんもテロップを研究してみると何か発見があるかも知れません。
おわり